兵庫県相生市三濃山のトンボ (現地公開見て歩き224)

2019年01月19日、
兵庫県相生市若狭野町の福井池の下遺跡で現地説明会がありました。
現地説明会は午後1時半からでしたので、
午前中を利用してトンボ探しをしてきました。
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福井池の下遺跡から北へ1キロほどのところに大避神社があります。
(大避神社:おおさけじんじゃ。)
主祭神は大避大神(秦河勝。はたのかわかつ。)で、
稲倉魂命(いなくらたまのみこと)、スサノオを合わせ祀っています。

大避神社の伝承によると、秦河勝が坂越に移り住んだ時、
しばしば矢野村三濃山に狩し、往復の途中当地で休んだ際に、
里人に養蚕を教えたことを徳として人々が大避神社を建立したと言います。
(坂越:さこし。)(三濃山:みのうさん。)

赤穂市坂越にも大避神社があり、
秦河勝が曽我氏の迫害を避けて坂越に移り住んだとする伝承があります。
坂越湾に浮かぶ生島は秦河勝の墓地とされています。
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また、三濃山(標高508m)の山頂付近には求福教寺があったとされます。
求福教寺は空海が開いたとも、
秦造内麻呂が先祖の秦河勝の冥福を祈り、建立したともされます。
(秦造内麻呂:はたのみやつこ・うちまろ)
寺はその後衰退して、
今は観音堂と大避神社と弁財天社が残るだけとなっています。
以前は周辺に小さな集落があったそうですが、
昭和40年代に廃村になったそうです。

三濃山は以前、
テレビの「何だコレ!?ミステリー」で取り上げてましたね、
思い出しました。

地図を見ると、
三濃山と若狭野町と坂越の大避神社が南北に並んでいます。
三宮の可能性もあります。
  三濃山 ―― 大避神社(若狭野町) ―― 大避神社(坂越)
しかもトンボの地形があります。
千種川の支流の志文川と矢野川が三濃山を囲んでいます。
三濃山は高千穂峯にあたります。
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坂越の大避神社はトンボの左岸にあり、スサノオの都に対応します。
若狭野町の大避神社の北西には須賀神社があり、
須賀神社はトンボの内側にあり、スサノオの墓に対応します。
須賀神社の東の山には前期の前方後円墳の大避山1号墳がありますが、
大避山1号墳もスサノオの墓に対応します。

千種川流域は大避神社の多いところですが、
スサノオを祭る須賀神社の多いところでもあります。
秦河勝が坂越に移り住んだのも
千種川流域が古くから秦氏にゆかりのある土地だったからとみられます。

また、纏向型古墳に似た赤穂市の放亀山1号墳は、
トンボの右岸側にあり、箸中山古墳に対応します。
(あるいは、ツクヨミの墓(楯築墳丘墓)に対応します。翌日追記)

これはかなり大きなトンボです。
赤穂市・相生市・たつの市・上郡町・佐用町の
3市2町にまたがる地域を邪馬台国に認定します。

参考までに過去の千種川流域の記事をまとめて表示します。
(相生市の福井池の下遺跡(現地公開223)    2019・01・21)
(金屋子神社の起源(現地公開見て歩き203)   2018・03・06)
(赤穂市の放亀山1号墳(現地公開見て歩き202) 2018・03・05)
(有年牟礼・山田遺跡・現地説明会(現地公開58)2012・03・21)
(赤穂市の有年牟礼・山田遺跡(現地公開57)  2012・03・20)
(上郡のトンボと有年原・田中遺跡(現地公開50)2011・02・12)
(上郡のトンボと中山13号墳(現地公開49)    2011・02・12)
(赤穂市・有年牟礼・井田遺跡(現地公開48)   2011・02・12)
(播磨の邪馬台国               2010・11・12)


JR坂越駅。この日、上空をトンビが舞っていました。
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トンビです。
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千種川に架かる橋から下流の播州赤穂方面を見ています。
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トンネルをくぐって坂越湾に出ることも考えましたが、くぐらず左へ。
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坂越湾へ向かう峠道にカフェ。峠の茶屋か。
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坂越湾に面する町並み。
かつては北前船の寄港地として栄えた港町だそうで風情があります。
そう言えば相生湾を挟んだ東にある
姫路市の室津もかつては栄えた港町として知られています。
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坂越の大避神社の遠望。
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坂越の大避神社。
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大避神社から見える生島。
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大避神社の横の公園から見える生島。
島には古墳もあるらしいです。
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生島には大避神社の御旅所があるそうで、浜辺に鳥居が見えています。
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こちらは矢野川に面する若狭野町の大避神社の森。
森の右端に鳥居がちらっと見えます。
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大避神社へ行く途中に、左へ行く道があり、
道の突き当りに須賀神社の鳥居が見えます。
鳥居の左奥に須賀神社が、右奥の山に大避山1号墳があるようです。
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矢野川と大避神社の鳥居。
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大避神社(若狭野町)。
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グーグル画像で見る矢野川と三濃山。
中央の大きな雲の下、三角山の左手奥に三濃山があるかと思われます。
古い山陽道から見えるかと思いましたが、見えません。
古い山陽道から1キロ南に移動してもなお、見えません。
飛び抜けた山では無いようで、確認の難しい山です。
(見に行かなくて正解だったようです。)
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おまけ。
JR有年駅から相生市の福井池ノ下遺跡に向かう途中で見つけた、
「なんじゃ、こりゃあ。」な注意書の看板。
ダンプカーは電車の架線に注意しましょう。
せいぜいバイクしか通れない細い畦道の先にある小さな踏切です。
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