邪馬台国と大和朝廷を推理する

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zoom RSS 京都府八幡市の美濃山遺跡2 (現地公開見て歩き229)

<<   作成日時 : 2019/02/11 21:03  

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2019年02月09日、
京都府八幡市の美濃山遺跡の現地説明会に行って来ました。
去年に続いて2度目の現地説明会です。
現場は去年の現場の北側隣接地です。
(参考:京都府八幡市の美濃山遺跡(現地公開199)2018・01・23)
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今回の主な遺構は次の通り。
 弥生時代後期の竪穴建物9基。円形、多角形、方形。
 飛鳥時代の竪穴建物3基。
 飛鳥〜奈良時代の掘立柱建物27棟。
 時期不明の焼土坑15基。
 道路状の遺構1基。
焼土坑の中には、掘立柱建物に削られていたり、
奈良時代の土器が廃棄されているものもあるそうです。
なお、去年の調査区の焼土坑5と6は掘立柱建物28の内部に位置し、
鉄片や鍜治滓と呼ばれる鉄の塊が出土しているので、
屋内の鍜治炉と判断されています。
(掘立柱建物28:去年の資料では掘立3となっています。)
これらのことから、焼土坑は時期不明となっていますが、
掘立柱建物と同じく、飛鳥〜奈良時代のものと判断されています。
飛鳥〜奈良時代の住居群は、
美濃山廃寺に関連する工人の集落跡ではないかと見られています。
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掘立柱建物27棟は重複・近接するものもありますから、
同時期に建っていたのは10棟前後と見られるそうです。
また、掘立柱建物27棟は3つの小群に分かれ、
各群に2間四方の倉庫と見られる総柱の建物が1〜2棟あるそうです。


竪穴建物2。方形?それとも隅丸方形?
周壁の高さが分かります。
当時はさらに土手を積んで周囲にめぐらせていたらしいです。
周壁の溝もよく見えます。
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現場の入口では、正面に愛宕山が見えています。
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竪穴建物1。多角形の住居です。
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重なり合う建物跡(北から撮影)。
円形の竪穴建物7から奥の谷に向かって、排水溝が伸びています。
排水溝と言っても、生活排水を流す目的ではなく、
床面を乾燥させるのが目的の溝だろうと個人的には想像しています。
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竪穴7の排水溝から出土した土器(南から撮影)の写真。
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方形の竪穴建物9からも奥の谷に向かって、排水溝が伸びています。
(木の根が邪魔で見えにくいです。)
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掘立16の柱穴から出土した瓦・土器(西から撮影)の写真。
上の写真の溝の奥、右側に掘立柱建物16があります。
瓦の出土は、東にある美濃山廃寺跡とのつながりが感じられます。
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掘立柱建物1。南側に廂(ひさし)の付いた一番大きな掘立柱建物。
身舎(もや)の大きさは2間X5間。
当地の有力者の住居でしょうか。
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掘立柱建物19。棟持ち柱があるように見えます。
奥に南西部の住居群が見えます。
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焼土坑2。
内部に炭が遺存しており、木炭窯として用いられたと考えられています。
奥には両側に溝のある道路状遺構が見えます。
焼土坑は15基も見つかっており、
鍜治炉など様々な用途があったと考えられています。
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円形の竪穴建物12。
この建物でも左奥の谷に向かって排水溝が伸びています。
この建物の場合、溝は建物の内側に向かっても伸びています。
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残土置き場の上から見た全景写真。
一般的な集落ではなく、
美濃山廃寺に鉄製品などを生産・供給する工人の村と考えられています。
右手の電柱の左に見える竹やぶの向こうに比叡山が写っています。
愛宕山は左手の竹やぶの向こうに隠れています。
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遺物です。甕。
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鉢。
  脚付椀。
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脚付椀。   器台。
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高坏。ここまで、弥生後期。
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高坏。
杯蓋。
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      坏身。
須恵器。
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ひさご形土製品。美濃山廃寺跡だけで出土する特徴的な遺物。
塔本体は見つかっていません。
美濃山廃寺跡では28点が、金堂推定地周辺から多く出土しています。
ひさご形土製品   一段目    先端(宝珠部)
             二段目
             最下段
                      孔が開けられている
                      塔婆本体との結合部
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土馬。
古墳時代後期から平安時代にかけて作られ、
雨乞いなどの祭祀で使用されたらしいです。
平城京や一部の集落でしか出土せず、
状態も体の一部だけが出土する例が多く見られるそうです。
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今日はJR松井山手駅から京阪電車の樟葉駅に向かうバスを見つけました。
樟葉駅から京阪電車で帰ります。


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